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NPO法人加治丘陵山林管理グループのブログです。

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春の妖精

 木々は芽吹き、木蓮やスミレなどが咲き、加治丘陵にも春の兆しが感じられるようになってきました。季節の変わり目のこの時期、チョウも成虫で冬を越すキタテハ、ルリタテハ、キタキチョウ、ムラサキシジミ、ウラギンシジミなどが暖かい日には、色褪せた翅を拡げ、日光浴をしているのを見かけます。  また、モンシロチョウ、モンキチョウなど春一番に羽化したチョウも飛翔を始めます。この中には”春の妖精”(スプリング エフェメラル)と呼ばれるチョウたちがいます。エフェメラルは、”短命な動植物”の意ですが、チョウの中にも一年に一回、この時期だけに出現する春一化性のチョウがいます。この春一化性チョウ、加治丘陵ではでこれまでにツマキチョウ、コツバメ、ミヤマセセリ、ウスバシロチョウを見ることが出来ました。 ツマキチョウ、コツバメは蛹で冬を、ミヤマセセリは幼虫で、ウスバシロチョウは卵で冬を越し、春先に成虫になります。 ... 【続きはコチラから】

アサギマダラ

アサギマダラ

 10月中旬、14時30分、気温28度、微風、晴れ、雲量は約60%、チョウの活動には好条件でした。この時期、霞沢の東屋のある平地ではモミジ、ウワミズザクラなども少し色付き、カンザクラがちらほらと咲き始めていました。その東端には沢があり丸太橋を渡るとヒヨドリバナの群生地です。丘陵の北斜面林縁にあるこの地は、日照が場所によって大きく異なります。そのため、ヒヨドリバナの開花期も7月から11月までと長期になり、多くのチョウ、昆虫などが吸蜜に訪れます。  ここでは当グループが3年前より「アサギマダラの飛来地整備計画」の一環としてヒヨドリバナの保護育成活動をしており、毎秋、その成果としてのアサギマダラの飛来を心待ちにしていました。その日も、同じ思いでヒヨドリバナの群生地を見渡すと、東側の林縁、日陰のヒヨドリバナで吸蜜している一頭のアサギマダラが目に入りました。この地で初めての出会いになりました。今後、この地が多くのアサギマダラにとって安全な吸蜜地になることを願っています。 ... 【続きはコチラから】

クロヒカゲ

クロヒカゲ

 クロヒカゲは、北海道から九州まで、日本全土に分布するチョウで、ササの繁茂した山林で多く見ることが出来ます。日中はササ薮や広葉樹の葉上に静止し、その近くを敏速に飛び回ります。食餌は、クリなどの花の他、クヌギ、コナラ、ミズナラなどの樹液、また、腐熟果、獣糞などです。  この写真は、9月中旬の蒸し暑い日、山仕事の休憩時間に撮りました。最初、汗で湿気たズボンの上から吸水をしていましたが、ズボンから人差し指で掬い取り、放そうとすると、そのまま指に留まり、汗を吸い始めました。チョウの吸水行動は、主としてオスの行動で、汗は、それに含まれる塩化ナトリウムを吸収するため、と言われています。 塩化ナトリウムは、雄の交尾行動を活発にする他、交尾後、雌の体内に注入する精包の重量、有核の精子数にも大きな影響を与えていることが近年の研究から分かってきています。 ... 【続きはコチラから】

ノウタケ

ノウタケ

 加治丘陵は、東西に長く広がっていますが、八高線の西側にはNPOの活動では余り行く機会はありません。6月の初旬、入間市の西端、木蓮寺の瑞泉院から阿須丘陵七国コースを唐沢川沿いにこのコースの起点となる阿須に向け歩きました。唐沢川までは普通の山道でしたが、川沿いの道になると林道として車が通行できるように整備され、伐採作業を行っている現場もありました。飯能市では、まだ林業が生業として行われていることが分かります。  帰路は、コース番号2から順に都県境に向けてダラダラと登りが続く道でした。途中、道の真ん中に横30cm程の楕円形、薄茶色の物体がありました。表面には皺が刻まれ、一部表面が剥がれ、白い中身が見えていました。棒で突いてみると柔らかく、スマホのアプリで調べるとノウタケでした。しかも、脳を連想させるこのキノコ、吃驚することに中身が白いときは汁物の具などとして食べられるとのことでした。  木蓮寺の西側の丘陵は入間市だけではなく飯能市と青梅市にも広がっています。その呼称も飯能市では阿須丘陵、青梅市では、霞丘陵と呼ばれており、それだけこの丘陵は昔から地域の人々の生活に密着していたことが偲ばれます。 ... 【続きはコチラから】