ラミーカミキリ

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 黒いサングラスに黒の上下と白いシャツ、粋なオジサン風。まるで誰かが創ったようにも見えます。調べるとラミーカミキリで、その風体からパンダカミキリ、ドクロカミキリとも呼ばれているようです。
 ラミーはイラクサ科の多年草植物で熱帯、亜熱帯地方で見られ、古くから植物繊維として利用されてきました。ラミーはマレー語ですが、日本でも同種のものをカラムシ、マオなどと呼び、縄文時代から上質の植物繊維の原料として栽培されてきました。
 ラミーカミキリは、このラミーを食草とし、幼虫は茎の中で冬を過ごし、翌年、羽化します。また、このカミキリは、明治期以降、栽培種のラミーと一緒に中国大陸から入ってきた外来種と考えられ、当初は西日本に分布していましたが、近年は関東地方でも見ることが出来ます。

ラミーカミキリ

ラミーカミキリ